こーちゃんの食で心も体もヘルシーに

米国で栄養士&パティシエをしてました。「食と健康」をわかりやすく話します。

あり過ぎると困る「脂肪」、でもいい仕事してる必要な存在です

こんにちは、こーちゃんです。

 

身体についたら気になりますよね、「脂肪」!

忌み嫌われる存在と言っても過言ではないと思いますが、脂肪は体の中でいろんな仕事をしてがんばってくれている大切な存在で、ないと困る、あり過ぎるても困るという、つまり程よくあるとちょうどいい存在なんです(笑)

 

f:id:kohchan-t:20201112233156j:image

脂肪の種類はいろいろあって、健康診断で調べる「中性脂肪」、腸の周りやお腹の内部につく「内臓脂肪」、皮膚のすぐ下につく「皮下脂肪」と種類はさまざまです。

 

よく耳にするけど、違いがイマイチわからない…というあなたは、ぜひ脂肪についておさらいしてみましょう!

 

 

脂肪とは

脂肪は、体内のすべての脂肪を指す総称で、最近では「体脂肪」とも言われています。

人間の脂肪(体脂肪)の約90%は、「中性脂肪なので、「脂肪」=「中性脂肪」のことを指していると言えます。

 

また脂肪は、「脂肪細胞」と呼ばれる生きた細胞が無数に集まってできています。脂肪細胞は、そのなかに、食事からとった糖や脂質を中性脂肪として蓄える貯蔵袋を持っています。

そのなかに脂肪が蓄えられるにつれて、脂肪細胞はどんどん膨らんでいきます。

 

脂肪の役割

食事をすると、脂肪(脂質)は消化・吸収されて、身体を動かすエネルギー源や、細胞などをつくる材料になります。

 

おもな脂肪のはたらき

・ホルモンなどの伝達物質の生成、分泌

・衝撃を和らげるクッション ・体温の保持
・エネルギー源を蓄える
・ビタミン類の消化、吸収、運搬
・細胞の構成成分(細胞膜)
・内臓の位置を保つ

 

余った脂肪は、肝臓などに中性脂肪として、予備エネルギー用に蓄えられますが、お腹が減ったり、激しい運動の後など、エネルギーが不足したときに、血液を通して体内に戻され、使われます。

ただ中性脂肪が増え過ぎると、内臓脂肪や皮下脂肪となり、太っていきます。肥満や生活習慣病などの原因になるため、注意が必要です。

 

脂肪の種類と特徴

体脂肪(脂肪)

体に蓄えられる脂肪の総称。中性脂肪がもとになっています。体脂肪は脂肪がつく場所により、「皮下脂肪」と「内臓脂肪」に分けられます。

 

皮下脂肪

皮膚の下についた脂肪。なかなか貯まりませんが、一旦たまると減りづらい。外界の温度差から体を守ったり、ぶつかった時の衝撃を吸収します。男性よりも女性につきやすいです。

 

内臓脂肪

内臓の周りにつく脂肪。溜まりやすく、落やすい。男性や閉経後の女性につきやすいです。

 

以上の説明をまとめると、体脂肪には、「皮下脂肪」と「内臓脂肪」の二つがあり、それらは「中性脂肪」が余ると蓄積されて、要するに太っていきます。

 

前の記事で、糖質制限で脂肪が減るワケを話してます↓ 

kohchan-t.hatenablog.com

 

まとめ

脂肪は体内でいろんな役割を果たしています。

必要な存在ですが、あり過ぎると中性脂肪として皮下脂肪や内臓脂肪に貯められて、体重が増えていきます。

肥満になれば、生活習慣病になるリスクも上がるので、増えすぎには注意が必要です。

 

ほどよい脂肪達と、仲良くやっていきたいですね♫

 

では今日一日がんばりましょう!