こーちゃんの食で心も体もヘルシーに

米国で栄養士&パティシエをしてました。「食と健康」をわかりやすく話します。

においは記憶を鮮明に。自分や他人の気持ちも変えられる。

こんにちは、こーちゃんです。

 

みなさんは人間の五感 (視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)の中で、一番記憶に残りやすい感覚はどれだと思いますか? 

 

答えは「嗅覚」(きゅうかく)です。

五感の中で、記憶に最も直結しているのは「におい」です。

タイトルで答えバレてますね。

あるにおいを嗅いだ瞬間、むかしの記憶が鮮明に思い出されることってありませんか?

これをプルースト効果といいます。

 

 

嗅覚の特徴

五感の中で「嗅覚」だけが、本能的な行動や喜怒哀楽の感情を司る大脳辺縁系にダイレクトにつながっているので、記憶と感情がより鮮明に残りやすいです。

 

匂いの記憶だけは何〜何十年も記憶の引出しに残りますが、6〜10歳くらいの幼い時の記憶が多いそうです。

 

においの活用法

好きな人に意識してもらう

恋愛テクニックとして、気になる異性に会うとき、相手の好みそうな香りをつけると、その相手に香りが印象づけられ、あなたの記憶が残ります。

 

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相手がどこかで同じ香りを嗅ぐだけで、あなたのことを思い出すので、意識されやすくなりますし、好意を持ってもらえる可能性も高まります。

 

認知症への効果

認知症の方が過去の想い出と結びついた香りを嗅ぐと、それまでは思い出せなかった家族との記憶がよみがえってきたという報告もあります。

においの記憶は鮮明なので、そういったことも起こり得るようです。

認知症のご家族にとっても、嬉しい効用ではないでしょうか。

 

香りでリラックスを習慣つける

緊張してしまいうまく力を出せない、一旦落ち着いて休みたいけど、うまく緊張が取れない時もあるかと思います。

そんなときは、自分の好きな落ち着ける香りを持ち歩いて、そのにおいをかぎながらリラックスする習慣を身につけるといいです。

何度もやっていると、その香り=リラックス状態を脳が覚えて、その香りをかぐだけでリラックスできるようになります。

 

新しい記憶法として

受験や資格の勉強など、何かを記憶する必要があるときに、好きな香りを置いて勉強します。そして本番にその香りを嗅げば、勉強したときの情報が思い出しやすくなると言われていますが、一方で香りで思い出すのは情感的なものが多いので、テストの英単語や公式を記憶する勉強には効果が本当にあるか疑問視されている部分もあります。

 

さいごに

今まで何度か「思い出のにおい」に触れて、懐かしい気持ちになったこともあるかと思います。

嗅覚の記憶って、感情もセットよみがえりますよね。

突然フラッシュバックのように、過去の映像と自分の気持ちが思い出されて、まるで昔へタイムスリップする感じですよね(*´∀`)♪

 

そういう思い出しかた、けっこう好きです。

 

では素敵な1日を!